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SEASONAL NEWS

『~氷の下の宝石~ワカサギ』

2017年2月

ワカサギ  暦の上では春とはいえ、私たちの郡山の街は真冬の寒さが続いております。今回は冬の釣りの風物詩となっているワカサギをご紹介しましょう。ワカサギは湖面に張った氷に穴をあけて釣る穴釣りがあります。近場では檜原湖が有名です。

 もともとは海の魚で、鮭同様に川を上習性があります。その適応能力の高さから全国各地の湖沼に移植・放流され、現在では日本各地で生息が見られます。ワカサギは主に冷凍食品や佃煮の加工品として多く流通されておりますが、当市場には新鮮な生ワカサギが青森県を代表に各地から入荷しており、人気のある商品の一つです。

 漢字では(公魚、若細魚)などと書きますが、(公魚)これは古く江戸時代に将軍に献上したとされ、将軍家御用達の左官「御公儀の魚」からきています。(若細魚)は「わか=幼・清新」・「さぎ=細魚・小魚」であり、「清新な小魚」という事からきています。

 ワカサギは、決して大きな魚ではなく骨まで食べることができ、カルシウムの量も豊富な魚ですので、小さなお子様にもオススメの魚です。フライやフリッターにして、塩をまぶしても美味しくいただけます。ぜひご賞味くださいませ。