市場のご紹介
21世紀に活きる総合卸売市場を目指して
流通の拠点となる卸売市場に求められるのは、何よりまず交通至便な立地条件です。『郡山市総合地方卸売市場』は、東北自動車道郡山南インターから3分という好立地にあります。本施設の建設は、現在の市場が老朽化したことに加え、近年急速に進む生鮮食料品流通の変化に対応して、郡山市と隣接する須賀川市の卸売市場を統廃合し、より効率的で、力強い拠点をつくることを狙いとしています。幸い20haという将来にわたって余裕をもった広い敷地が確保されていますので、21世紀に活きる自由度の高い施設をと考えました。
市場の魅力
■市場は東北自動車道郡山南インターから3分の位置にあり、交通の便に優れています。 ■市場供給人口は、ますます増加しています。 ■水産部、青果部、花き部を設置するとともに、充実した関連店舗を有する総合市場です。 ■広い敷地に施設を効率的に配置し、大規模な駐車場(1516台)も完備した、買い出しに利用しやすい市場です。
郡山市総合地方卸売市場入口
中央管理・関連店舗棟
中央管理・関連店舗棟内部
建築概要
■所在地…福島県郡山市大槻町字向原90 ■施主…福島県郡山市 ■敷地面積…196,800m2 ■建築面積…34,532m2 ■延べ面積…41,312m2 ■構造…鉄骨造・鉄筋コンクリート 2階建
自然のイメージを取り込み経済性を追求したデザイン
■所在地は北に磐梯山を仰ぐ豊かな田園地帯で、四季折々の水田風景が美しいところです。設計にあたっては、機能的であると同時に、後方に連なる磐梯の山並みと、風にそよぐ稲穂の波を、空と大地の間に重ね合わせたデザインとしています。 ■各市場棟の一階では、トラックやフォークリフトの出入りが多いため、強堅なコンクリート打放しとし、その上部を強靱な金属板とのシンプルな建築素材の組み合わせにより、経済性を追求したデザインとし、膨大な建築物全体のボリュームを軽やかな印象にまとめました。 ■全体としては統一されたシンプルなデザインですが、水産棟はブルー、青果棟はグリーン、花き棟はピンクをイメージカラーに用いて各棟をわかりやすく表現しました。