『~冬に旬を迎える寒魚~ヒラメ』
2016年12月
師走を迎え、郡山市場では、早朝の気温が氷点下の日が連日続き入荷する魚も一段と味を増してきています。今回は寒ヒラメをご紹介しましょう。ヒラメは寒の時期はちょうど産卵に必要な栄養分をたくさん蓄えている最中なのです。脂がのり、きめ細かい身で大変高級魚とされています。
ヒラメは、左側に目がある魚がヒラメ、右側に目があるのがカレイです。見分け方は、身が厚く、尾びれの根元の肉付きがよいものとされています。どんなお魚でも、エラがポイントです。エラがきれいな赤色であれば鮮度が良い証拠です。魚の形は似ていますが旬の時期は正反対です。夏はカレイ、冬はヒラメが旬です。
ヒラメはムニエルやフライなどの洋食にも最適ですが、やはり刺身が一番。この時期のヒラメは、身が締まり甘みが増しとても美味しく、ポン酢にもみじおろしや塩だけで食すにもヒラメの味が活きてオススメです。また、漁師や釣り人に人気の高い食べ方がヒラメの味噌タタキです。ネギや生姜を混ぜ、お好みの薬味を入れてお召し上がりください。とても絶品なのでお試しください。ぜひ、この冬にしか味わえない寒ヒラメをご賞味してみてはいかがでしょうか?