『初夏が来る~メバル~』
2016年5月
木々は新緑に染められ、さわやかな季節がやってきました。今回は初夏を告げる魚「メバル」をご紹介しましょう。メバルは春から海釣りの代表的な魚で、日本中でとれる近海魚です。大きな目が張り出して見えることから、眼張(メバル)と呼ばれるようになったそうです。 また、春になると旬を迎えることから「目春」や「春告魚」ともよばれています。主要産地は、青森、秋田、新潟ですが日本各地で水揚げされております。メバルといっても「冬の黒メバル」「春の赤メバル」「夏の白メバル」と種類があり、今の時期最も美味しいとされるのが「赤メバル」です。中でも青森県の津軽海峡で水揚げされるものは「津軽海峡メバル」と呼ばれブランド化されています。5月初めから刺網漁が解禁になるため、釣り物に比べ安価に購入でき、当市場でも人気の魚です。
メバル料理と言えば、刺身・煮付け・唐揚げのこの三品があげられます。その中でも一番おすすめ料理が煮付けです。淡白な味わいながらも、脂が乗っており、旬を迎える筍と一緒に甘く煮ることにより、筍にメバルの旨みが凝縮されてとても深い味わいです。ぜひご賞味ください。