『カニの王様~ズワイガニ~』
2015年11月
晩秋のと呼ばれる時期であるよう、寒さもいっそう厳しくなり冬の到来を待つ季節になりました。今回は日本の寒い冬の代表格とされる海産物、ズワイガニをご紹介しましょう。主な産地は山口県より北の日本海と、茨城県より北の太平洋からオホーツク海、ベーリング海に渡り幅広く生息しています。松葉ガニ、越前ガニに代表されるよう、水揚げ量は山陰、北陸地方が多く、日本海側が盛んです。オスとメスは体のサイズが違いオスの方が大きくメスは卵を抱いています。オスとメスでは別物として扱われており、価格も高価なオスに対してメスは手頃な価格で店頭に並びます。
当市場でも様々な産地からズワイガニを取り揃えております。ズワイガニの身入れが分かるコツは殻が汚れているもので、身がぎっちり詰まっています。
調理法としてはオーソドックスに茹でたり焼いたりで、活物が入った際には刺身で。沸騰したお湯にさっと潜らせやや白くなったらポン酢などで食べます。寒い時期の贅沢なひと時、ぜひズワイガニをご賞味くださいませ。