『秋の味覚~秋いか(スルメイカ)~』
2015年10月
夏の暑さもなくなり、秋晴れの心地よい季節になりました。今回は昔から日本人に親しまれ、今でも多く食されている食材のスルメイカをご紹介しましょう。主な産地は北海道は羅臼、広尾、函館。青森県は小泊、三沢、下北などがあります。
スルメイカは夏イカ、秋イカなど言われそれぞれの時期の味が楽しめ、代表的な漁といえば夜に漁火(いさりび)と呼ばれる電灯を煌々とつけ、イカを集めて釣るイカ釣りが有名です。また7月から10月の期間に限り、昼間に釣上げ夕方に水揚げをする昼イカ漁もやっています。夕方に水揚げすることにより、次の日の朝には市場に並びますので、より新鮮なイカを食卓に届けることができます。
また今のスルメイカは夏に栄養をたくさん蓄えることで大きく成長し肝も大きくなるので塩辛を作るのに適しています。
そんな鮮度の良い、肉厚で腑わたに脂の乗った秋イカを各家庭の味付けで塩辛にし、新米や新酒のお供にいかがでしょうか。また刺身、天ぷら、里芋とイカの煮物やイカの姿焼き等と料理のメニューも豊富ですので、ぜひご賞味ください。