『~北海道より~生イワシ・生サンマ』
2015年8月
暦の上では立秋を迎えますが、まだまだうだるような暑さが続いております。今回は北の国の魚をご紹介しましょう。今の時期から、北海道の道東地区、釧路、根室、厚岸で盛んになる秋の代表魚が生サンマ、生イワシです。ここ数年は、海水温度の上昇と生サンマの漁場が東側にずれてきていることから、最初のうちは生イワシの漁獲を計画をしています。いま獲れている生イワシは型が大きく脂の乗りも素晴らしいです。
7月下旬にサンマ漁が解禁になりましたが、今のところ例年よりも水揚げが少なく、道内市場のサンマ初セリではキロ7万円、1匹あたり1万1千円とご祝儀相場もあり、驚きの値段がついています。各量販店で安く手に入るようになるには、もう少し時間がかかりそうです。
生サンマの漁獲が安定するまでは生イワシを主体に漁をする予定ですので、今の時期にしか味わえない北海道の生イワシ、新鮮なものを見かけた際にはぜひお刺身にして召し上がってはいかがでしょうか。