『穴釣最盛期~わかさぎ~』
2015年2月
暦の上では春を迎える2月ですが、厳しい寒さが続いております。今回は冬の釣りの風物詩となっているワカサギをご紹介しましょう。ワカサギは湖面に張った氷に穴を開けて釣る穴釣りの対象魚として有名です。もともとは海の魚で鮭同様に川を上る習性があります。その適応力の高さから全国各地の湖沼に移植、放流され現在では日本各地で生息がみられます。ワカサギには主に冷凍品や佃煮の加工品として多く流通されておりますが、当市場には新鮮な生のワカサギが青森県を代表に各地から入荷され人気のある商品の一つです。
漢字では公魚と書かれますが、これは古く江戸時代に将軍に献上したとされ、将軍家御用達の魚「御公儀の魚」からきています。
ワカサギはカルシウムが魚類の中で1番含有量が多い魚です。1尾あたりに含まれる量が約100mgと6~8尾食べるだけで成人の1日に必要なカルシウムが摂取でき、低カロリーで鉄分も多く含んでいるので女性の方にはうれしいことずくめで小さなお子様にもオススメの魚です。
調理法もさまざまで頭のついたまま天ぷらにして塩で食したり、フライやフリッターにしてマヨネーズをかけたり塩焼きにしても美味しくいただけます。ぜひご賞味なさってみてはいかがでしょうか。