『鍋のお供~真鱈~』
2014年12月
冬の寒さも本格的になり、寒さが肌にしみます。そんな寒い中、食卓をにぎわすものといえば鍋でないでしょうか。今回は鍋でよく食べられているお魚の「真鱈」をご紹介しましょう。鱈は主に真鱈、スケソウタラ、コマイの3種があり、北太平洋に広く分布し世界中で食され、日本では北海道・青森県での漁獲が多いです。真鱈の特徴はなんといっても独特の魚臭さですが、これは鱈の鮮度が落ちると発生するもので、旨味が低下する原因にもなっています。鮮度の良い真鱈を、チリ鍋で食べていただくと独特の魚臭さがなく、味も食感も抜群に良いです。
また、鱈といえばもう一つ忘れていけないのが白子です。鱈はもともと脂の少ないヘルシーな魚ですが、寒くなるにつれて脂が乗り白子が太ります。さっと湯引きをして、酢じょう油かレモンを一絞りしてお召し上がりください。とろとろでクリーミーな食感が絶品です。
新鮮なオスの真鱈が手に入った際は、ぜひチリ鍋に白子の湯引きを食べてみてはいかがでしょうか。至福の時間が過ごせること間違いなしです。