『秋の旬魚~マサバ~』
2014年11月
だんだん寒さも厳しくなり冬の訪れを肌で感じれるようになってきました。今回は旬魚マサバをご紹介しましょう。サバには大きく分けて、マサバ・ゴマサバ・タイセイヨウサバの3種類がいますが、秋から冬にかけて特に美味しくなってくるのがマサバです。10~11月のマサバは秋サバとも呼ばれ、「秋ナス嫁に食わすな」・・・ではなく「秋サバ嫁に食わすな」ということわざがあるように、今の時期のマサバは産卵後に再び栄養を摂り、脂が乗って赤身の肉は柔らかく旨みがあり最も美味しいものとされています。
マサバは近年高価になってきており、食べる機会が減ってきているとは思いますが、新鮮なマサバを食べる際には全国のサバの名産地自慢の料理で食べてみてはいかがでしょうか?九州では刺身でよく食べられ、山陰では醤油仕立てのすき焼き、和歌山県では紀州なれずしが有名です。東日本では、しめサバ、味噌煮で食べるのが主流となっています。
サバは生でもよし、煮ても焼いても美味しく、保存にも向いているので様々な味が楽しめます。今の時期にしか味わえない脂の乗り、旨みのある秋サバをぜひ食べてみてはいかがでしょうか。