『本物の価値2~国産目鉢鮪大豊漁~』
2014年10月
朝晩めっきり冷え込んでまいりました。晩秋を迎え、国内で水揚げされる目鉢鮪も日々増えてきています。さて、なぜ目鉢鮪か?と言いますと、近年生鮪は目鉢・キハダ鮪を問わずインドネシアを主要に輸入され、安い赤身の鮪の主役でした。しかし、昨年秋頃から、原油値上げやUSA・カナダ・EU・中国等の健康ブームも手伝って、日本に輸入される量が約20%位減少しています。それとは反対に、国内の和歌山那智勝浦・千葉勝浦・宮城塩釜・宮城気仙沼の鮪の主要水揚げ港では、例年より増加傾向にあります。また、目鉢鮪の生態からも春に産卵を終えたものが、夏場にいわしやさば、いか等を食べ、身に脂が乗ってきて旬を迎えてます。
10月後半から11月一杯までは、このはえ縄漁が続き比較的安価で安定供給されています。輸入量が減少傾向にあり、国内産を多用する弊社の政策も理由の一つでしょう。
弊社の競り場には、毎日80本ほどの鮪類が上場されています。その割合も日によっては、輸入物を上回る時もしばしばあります。
郡山を中心に、中通りは東北のなかでも有数の目鉢鮪の消費地。価格の高騰する12月前まで、甘味のあるネットリとした肉質の本物の目鉢鮪を提供してまいります。熱々ご飯に脂の乗った目鉢鮪のぶつを、ネギワサビ醤油で合えてぶっかけて頬張る。市場流の食べ方です!