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SEASONAL NEWS

『夏の白身魚~スズキ(鱸)~』

2014年7月

スズキ  梅雨明けと夏休みが待ち遠しく感じる季節となりました。今回は、食卓に涼を感じさせる白身の魚「鱸(スズキ)」をご紹介しましょう。

 スズキはブリなどのように、幼魚から成魚まで何度か名前を変える(ヒカリゴ→コッパ→セイゴ→フッコ→スズキ)出世魚としても知られている魚です。特徴といえば、身が白く、冬のヒラメ・春のタイ・夏のスズキと言われるくらい誉れ高い白身魚の一つです。市場には年間を通して見られますが夏のスズキはよく太ってとても美味であることから夏が旬とされています。

 さて、スズキの調理法ですが、この魚は調理次第では、ほとんど捨てる部位が無い魚です。ただし小さい魚ではないので、ご家庭で召し上がる場合は切身の状態でご購入されることが多いと思います。バター等でこんがり焼いて食べるのも良いと思われますが、暑くなってくるこれからの時期には、ひんやりとしたスズキのあらいを召し上がってみてはいかがでしょう。

 あらいの作り方は活〆された鮮度の良いものを選び刺身より少々薄く切り氷水(少しお酒を加えると旨みが加わります)に身を通し布巾でよく水気を取り、冷蔵庫で15~20分程度冷やせば出来上がりです。ポン酢や梅肉、しょうゆをつけてさっぱりとした夏の味覚、スズキのプリプリとした身の食感をぜひお楽しみください。