『梅雨の美味~イサキ(伊佐木)~』
2014年6月
初夏のやわらかな日差しが若葉に降りそそぐ季節となりました。今回はそんな時期にしか味わうことのできない旬魚「イサキ」をご紹介しましょう。イサキは、夏を代表する魚ですが、梅雨から初夏にかけておいしくなる時期です。生態は、日本各地の沿岸に分布し、雨が降り海面の植物性プランクトンが多数わき、それをエサとし産卵に向けて脂がのるのです。釣りの対象としても人気です。
真あじは他の青魚に比べて味に癖がなく淡泊な白身で、刺身、焼き物、たたきなど様々な料理法があります。私のオススメは、量販店などで見かける鯵のフィーレを細く切り、ゴマ油と塩で混ぜるだけの簡単なものですが、ゴマ油の風味があじの生臭さをなくしてくれるので美味しくいただけると思います。価格もお手頃なのでぜひ作ってみてはいかがでしょう。