『春を告げる魚~メバル~』
2014年4月

東北でメバルといえばウスメバルであり、青森県の近海で多く漁獲されます。早春の船釣りはメバルから始まることから別名春告魚とも呼ばれており、春の季節が特に美味しいといわれています。
近年の刺身ブームで生で食べることが多くなった今でも依然として煮付けや塩焼きが調理の主流で脂がのって身の締まる旬のメバルは身離れがよく煮付けに最適です。
今回はメバルの酒蒸しをご紹介します。お鍋にすこし水と酒と塩を入れて、昆布を敷き生姜を少し入れて火にかけます。煮だった頃にメバルを昆布の上にのせて蓋をして蒸し煮にします。最後にネギを散らして、もう一度蓋をして火を止めればお召し上がれます。
メバルの上品な味を醸し出す酒蒸し。メバルのエキスとほんのりとした酒の香りがあいまって贅沢な一品となります。ぜひご賞味くださいませ。