『青い閃光~ほたるいか』
2014年3月
春といえまだ浅く、寒さの名残が感じられる日が続きます。今回ご紹介するのは「ほたるいか」です。春の風物詩、富山湾のほたるいか漁でも有名で春の産卵期になると富山湾に集まり大群衆となり特別な現象として国の天然記念物となっています。
鮮度の良いほたるいかを塩ゆでした桜煮にアサツキを加えて酢味噌でいただくのが一般的な食べ方になり、産卵期で身が詰まっており柔らかくモチモチとした食感と独特の甘みが感じられます。また、ほたるいかは内臓ごと食べるので肝臓にはビタミンAがたくさん含まれており食材からはなかなか取りにくいビタミンEも豊富に含まれています。
ビタミンAとEは体内で抗酸化作用を発揮して老化やガンの進行を予防するといわれています。他にも鉄や銅などのミネラル類、脂溶性のビタミン類、水溶性のビタミンB群を豊富に含むので栄養的価値にも着目していただきたいです。栄養も豊富で食べても美味しい富山湾のホタルイカ、ぜひご賞味ください。