『干しスルメイカで絶品郷土料理に挑戦』
2012年11月
秋も一段と深まり、私たちの郡山の街でも朝夕の寒気が身にしみる季節となりました。そんな冬間近の晩秋にぜひ皆さんのご家庭で作っていただきたい一品があります。それは干しスルメイカを使った福島の郷土料理でもあるイカ人参です。
北海道名物のお漬物として知られている松前漬けがルーツという説もあるイカ人参は、もともとは冬が始まる頃に地元で収穫される人参と干しスルメイカを合わせた保存食として作られていた料理で、とくにお正月には欠かせない一品とされました。寒く長い冬に不足しがちだったたんぱく質を補うとても大切な料理だったと言われています。そこで今回は裏ワザとなるものをご紹介しましょう。
干しスルメイカを焼いて食すことが一般ですが、冷めると硬くなるという欠点があります。そこでひと工夫!焼酎(日本酒)をペーパータオルにしみ込ませ、スルメイカを包み2~3日冷蔵庫に保管してから焼くと臭みも減り柔らかな食感へと変わります。ぜひ一度お試しください。
☆簡単イカ人参レシピ☆
1.みりん・お酢・しょうゆを鍋にいれ一煮立ちさせ冷ましておく。2.スルメイカは2~4mmの幅になるようにハサミで切る。
(市販のあらかじめ切ってあるものでもよい)
3.2に1を加え、もみ込むように味を馴染ませビニール袋に入れて冷蔵庫で一晩寝かせればできあがり♪