『嫁にも食わそう~秋鯖~』
2011年10月
日増しに寒さが増し、一段と秋が深くなってまいりました。8月は台風による被害もあり皆様の生活に大きな影響を与えたかと思います。私ども郡山市場も物流の面において労力を要しましたが、皆で一丸となって乗り切りました。さて、今回は寒さとともに脂がのってきた三陸産のマサバをご紹介しましょう。
「秋サバは嫁に食わすな」と昔から言われるほど、秋のサバは脂がのって嫁に食べさせるのはもったいないということからできた言葉ですが、ぜひみなさんに食べていただきたい旬の魚です。産卵を終え冬に備えエサを食べている時期なので、脂ののりが大変よくなっています。中でも三陸沖(金華沖)の定置網で獲れたマサバは、金華サバと呼ばれ当市場でも人気のブランド鯖です。
近年の交通の発達から当市場にも生食用として扱われるマサバが潤沢に入荷しています。サバはDHAやEPAを多く含み、脳の活性化に効果があると言われています。酢で〆ても良し、味噌煮にしても良しの万能な旬魚、秋鯖を深まる秋の食卓でぜひご賞味ください。
☆おいしいサバ味噌煮の作り方☆
1.サバの切身にサッと熱湯をかけ霜降りにする。※臭みが残らないようにしっかり下処理。
2.鍋に醤油大さじ1、砂糖・味噌・みりん大さじ3、酒50cc、水100ccを入れ、中火にかけ沸騰してきたら味をみて、薄切りにしたしょうが、サバの切身を入れフタをして、時々煮汁をかけながら煮る。
※煮詰まると味が濃くなるのでそれを踏まえてお好みの味に調えてください
3.10~13分程でとろっとしてきたら出来上がり♪