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SEASONAL NEWS

『土用シジミ』

2011年7月

シジミ  長い梅雨も終盤を迎え、本格的な夏が近づいてきました。

 さて、今回ご紹介する旬魚は「大和シジミ」です。今年の土用の丑の日は、7月21日ですが、うなぎのお供にシジミ汁という方も多いはず。夏が旬の大和シジミは「土用シジミ」とも呼ばれ「土用シジミは腹薬」と言われるように胃腸を整え、夏バテ防止に用いられたりもします。当市場には青森県十三湖産の「大和シジミ」が旬を迎えるこの時期に特に多く入荷してきます。 梅雨の雨と海水が混じる汽水域で育った植物性プランクトンが、シジミの養分となり身が太った大和蜆は肝機能を高めるビタミンB12や、レバーに匹敵する鉄分を多く含みます。さらに、牛や豚ヒレ肉の2倍ものビタミンB2を含み、カルシウムも豊富です。
 ぜひ今年の夏は、この大和シジミの上質な旨味と深いコクを味わっていただき、暑さで疲れた体を癒してみてはいかがでしょうか。










☆効果的な調理・保存ポイント☆

※味噌と合わせると肝臓機能が高められるので、みそ汁にするとよい。
※加熱しすぎると風味が失われるので、口が開いたらすぐに火を止める。
※入手したらその日のうちに砂抜きをし、できるだけ早く食べるとよい。
※冷蔵庫に数時間を入れておくと、うまみ成分が増える。
※冷凍しても味が落ちない。(逆に冷凍した時の方が汁にした時に、うまみ成分が増える。)