『冬の後には春が来ます!~サワラ(鰆)~』
2011年4月
先月の大震災においての、被災地並びに被災者の皆様へ心よりお見舞い申し上げます。当市場においても、産地(被災地)の被害による影響は多大でありますが、早期の復旧へ向けて最善を尽くすと共に、郡山市民の皆様へ安定した供給ができるよう頑張ります。さて、季節は冬から春に変わり、市場には春告げ魚が入荷しています。その中で、今回は漢字で「魚に春」と書く「サワラ(鰆)」をご紹介しましょう。
サワラは細長い魚で「さ」は「狭い」という意で、「わら」は「腹」、というのが名前の由来とされています。近年では、漁の技術の向上から通年して流通されています。中でも4~5月に瀬戸内海で水揚げされるサワラは絶品とされ、西日本では春のご馳走として西京焼きなどにして食べられております。また、九州や山陰地方でも釣・定置網等で水揚げされ、当市場にも入荷しています。
淡白で上品な身質の春の魚「サワラ」を、ぜひご賞味ください。まだまだ震災のつめ跡は残っておりますが、復興へ向けて一丸となって頑張りましょう。