『冬の旬魚~わかさぎ~』
2011年2月
深遠を向かえ早々に一ヶ月が過ぎました。さて今回ご紹介させて頂く旬の魚は、ワカサギです。ワカサギは、湖面に張った氷に穴をあけて釣る冬の風物詩の穴釣りの対象魚としても有名です。漢字では「公魚」と書かれ、古く江戸時代に将軍へ年貢として納められた魚ということが由来とされています。ワカサギはもともと海産の魚で、鮭同様に川を上る習性があります。その適応力の高さから全国各地の湖沼に移植・放流され現在では、日本各地で生息がみられます。 ワカサギは、5~10cm位のサイズを主に礼盗品や佃煮等の加工品として多く流通されていますが当市場には新鮮な生のワカサギも青森の小川原湖かなどから入荷され、人気のある商品のひとつです。
ワカサギは、決して大きな魚ではなく骨まで食べることができ、カルシウム量豊富な魚ですので、小さなお子様にもお勧めの魚です。調理法としても様々で、天ぷらにして塩で食したり、フライにしてマヨネーズでも美味しく頂けます。ぜひ、冬の味覚のワカサギをご賞味下さい。
~「節分の豆知識!!」~
2月3日は節分です。節分にかかせないのは豆・恵方巻、そして節分イワシがあります。もともと節分イワシは西日本の風習で、鬼が近寄らないように門口にイワシの頭をさし、家でイワシを焼くことで鬼や悪い霊が迷い込むのを防ぐために始めたことが由来とされています。