『寒ひらめ』
2011年1月
新年明けましておめでとうございます。さて、新年を迎えると初春の暦ではあるものの、郡山市は冬一色。そんな寒い季節に旬を迎える魚は、ひらめです。近年ひらめは、養殖物も流通し、一年を通して美味しく頂ける魚になりましたが、やはり冬に水揚げされた天然のひらめは「寒ひらめ」と呼ばれ産卵を迎えるまではしっかりと栄養を蓄えとても美味しく12月~2月が一般的に旬とされています。 中でも常磐物といわれる県内で水揚げされたものは、環境に恵まれた漁場のため特別に評価されます。当市場にも活きたひらめや新鮮な活〆されたひらめが毎日入荷しセリを賑わせています。
ひらめはムニエルやフライなどの洋食にも最適ですが、やはり刺身が一番。この時期のひらめは、身が締まり甘みが増しとても美味しく、ポン酢にもみじおろしや塩だけで食すにもひらめの味が活きてお勧めです。身は淡白で低脂肪、そして希少なエンガワは、コラーゲンも豊富に含んでいるので美容にもお勧めです。ぜひ冬の味覚「寒ひらめをご賞味ください。
今年も当社より、2011年ならではの旬の魚をご紹介させていただきますので引き続きご愛読を宜しくお願い致します。