『水揚げ風景~いわき市中の作港にて~』
2010年8月
熱い日差しが降り注ぐ中、皆様いかがお過ごしでしょうか。さて今回は、先月に続きまだまだ旬の生カツオをいわき市中の作港にて取材してきました。例年であれば、高気圧が南から押し上げ、日本列島近海にカツオが群れを形成するのですが、今年は北上が遅れ、群れが列島付近より東に形成されているのが現状です。
取材当日に水揚げされたカツオも遠い漁場(時速35kで40時間・沖合1400km)で水揚げされたものでした。魚体は大きく、脂はあるものの赤身はやや薄めでした。しかし、口に入れればもっちりとしてしっかりとしたカツオの味をしていました。
これから、お盆~秋にかけ青森県沖で折り返した群れが戻ってくると、戻りガツオとして皆様の食卓を彩ることでしょう。刺身・タタキにとらわれることなく、他にも様々な調理法があります。 竜田揚げやお茶漬け・カルパッチョなど旬の今だからできる料理をぜひご家庭でお試し下さい。
当市場も水揚げ当日に販売される朝獲りカツオのように新鮮で美味しいカツオを皆様の食卓に届くように頑張ります。