『思い出の旬魚~市場人よりVol.6~』
2009年10月
秋空高く、爽やかな好季節となってきました。今回の市場人は、当市場の仲卸(有)山吉の常務山吉隼人さんです。山吉さんの思い出の旬魚は、東沖(三陸から北海道東部の極寒の好漁場)で漁獲されたメバチマグロの赤身のヅケ丼が美味しかったとのことでした。日本で消費されるマグロの多くがメバチマグロで、国内はもとより世界の海から毎日入荷されています。メバチマグロには旬が春と秋の2度あるとされ、この時期に水揚げされるメバチマグロは、特に美味と言われ、脂バチとも呼ばれています。 鮮やかな赤身を持ち、トロの部分は口中いっぱいに甘味が広がります。この脂バチは、これから塩釜・気仙沼:銚子港などに水揚げされ当市場でも大人気の鮪です。
マグロの調理は、刺身・寿司などの生食が多く感じられますが、フライやソテーにしても美味しくいただける魚です。ぜひ、様々な調理にチャレンジし、旬の味覚をご堪能ください。
今回の市場人 ~有限会社 山吉 山吉 隼人 常務~
【鮪のヅケ丼を作ろう】1.サクの鮪をそぎ切りにする。
2.醤油1:酒1(めんつゆも可)の漬け汁を作る。
3.30分~1時間ほど漬け込む。
4.酢飯に乗せれば出来上がり。
※あまった鮪は焼いても美味しく食べれます。