『思い出の旬魚~市場人よりVol.5~』
2009年9月
朝夕の風邪が涼しく感じ、秋めいた季節になってきました。今回の市場人は、当市場の仲卸、㈱東心水産の遠藤威広(たけひろ)部長です。遠藤さんは、市場に勤務し、様々な魚を扱ってきており、現在は近海の魚種を担当しています。遠藤さんに9月の旬魚を聞くと、今月から解禁になる底引き漁で相馬原釜港に水揚げされる、肉持ガレイがお勧めとのことでした。他にも、マガレイや目光などの小魚を中心に様々な魚が水揚げされます。
肉持ガレイは身が厚いのが特徴で、煮付け・焼き・唐揚げの調理が一般的です。唐揚げや焼き物にするなら一度自宅で干物を作ってみるのも良いではないでしょうか。干物にすることで旨み成分のアミノ酸が増し、より魚の旨みを引き出せます。ぜひご家庭でチャレンジしてください。
今回の市場人 ~株式会社 東心水産 遠藤 威広 部長~
【簡単なカレイの干し方】1.カレイのうろこ・エラ・内臓を取る。
2.塩水(3%位)に3時間位漬ける。
3.夜または日陰にに半日程、干す。
※クッキングペーパーに包んで冷蔵庫に入れても生干しのように上手に仕上がります。