『思い出の旬魚~市場人よりVol.4~』
2009年8月
8月7日に立秋を迎え、暦の上では秋になりますがまだmだ厳しい暑さが続いています。市場には、夏の魚を始めこれから旬を迎える秋の魚も続々入荷してきました。今回の市場人は、当市場の仲卸(有)平野屋水産でマグロなど太物を担当する野崎義博部長です。野崎さんに8月の思い出の旬魚を訪ねると、本当はマグロと答えたいのですが、時節柄、庭で七輪で焼いた北海道産の生サンマの塩焼きが、一番思い出深いとのことでした。 生サンマは7月から刺し網での漁が始まり、今月から鮮度・量ともに期待のできる棒受漁がスタートします。北海道産の生サンマは冷たい海域で育つため、身がしまり脂がのっていて今が旬とされています。また、当市場ではD1サンマ(漁獲から水揚げまで24時間以内で処理された高鮮度のサンマ)も取り扱っています。 毎日の入荷ではありませんが店頭で見かけた際は、高鮮度なD1サンマを是非ご賞味ください。
生サンマは、刺身を生姜で食べるのもお勧めですが、やはり塩焼きです。大根おろしに自家製のポン酢などで食せば、残暑に涼しい秋を感じさせてくれることでしょう。
今回の市場人 ~有限会社 平野屋水産 野崎 義博 部長~
野崎さんより、今後の意気込みを頂きました。「今後は、たくさんの方々にもっと魚を食べていただけるように、卸・小売店・料理屋等の皆さんと力を合わせて、郡山の魚食発展に力を注いでいきたいです。グリルで魚を焼く場合は、水と少量のお酒を入れるとさらに美味しく焼きあがりますよ。」