『思い出の旬魚~市場人よりVol.3~』
2009年7月

庄子さんが、まだ見習いの頃に青森で食べた十三湖産の大和シジミを使ったシジミ汁が、とても美味しかったとのことでした。梅雨の雨と海水が混じる汽水域で育った植物性プランクトンが、シジミの養分となり身が太った大和シジミは、土用シジミとしてウナギと同じく丑の日に食されています。 また「土用シジミは服薬」と言われ、夏のシジミは胃腸を整え、夏バテ防止に用いられていたようです。当市場でも十三湖産は、トップグレードとなっていますが、他の産地もこの時期は、ひけをとりません。
今年の土用の丑の日は、7月19日(日)です。ぜひ、うなぎと一緒に旬のシジミ汁を食べて暑さで疲れた体を癒してください。
今年は、昨年よりも水揚げが順調ですので、店頭で見かける機会も多いはずです。真夏に向けて、栄養豊富な旬の穴子を、ぜひご賞味ください。
今回の市場人 ~共栄水産 庄子 信夫社長~
