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SEASONAL NEWS

『秋鯖 あきさば』

2008年11月

 日増しに寒さが増し、一段と秋が深くなってまいりました。

 さて、今回は徐々に脂がのってきた三陸産のマサバをご紹介しましょう。

 秋サバは嫁に食わすな」と昔から言われるほど、秋のサバは脂がのって、嫁に食べさせるのはもったいないということからできた言葉ですが、ぜひみなさんで食べていただきたい旬の魚です。産卵を終え、冬に備えてエサを食べている時期なので、脂ののりが大変よくなっています。中でも三陸沖(金華沖)の定置網で獲れたマサバは、金華サバと呼ばれ各市場でも人気のブランド魚です。

(※但し、金華サバの定義はまだはっきりと確立されていません)

 サバは、青魚を代表する魚の一種ですが、あたりやすいとも言われる魚です。しかし、加熱や酢で〆れば菌や寄生虫は死滅し、安全に食すことができます。

 海に面してない郡山では、昔からサバは加熱用としか思われなかったと言う話を聞きますが、近年の交通の発達から、当市場にも生食用として扱われるマサバが潤沢に入荷しています。サバの選び方は、張りがあって血合いがきれいなことなどありますが、もし心配なら魚屋さんに直接聞いてみるのが一番でしょう。

 サバにはDHAやEPAが多く含まれ、脳の活性化に効果があると言われています。酢で〆ても良し、味噌煮にしても良しの万能な旬の魚、秋鯖を深まる秋の食卓で、ぜひご賞味ください。