『秋鮭Vol.2~生筋子~』
2008年10月
秋の気配が一段と濃くなり、おいしい新米が頂ける季節となってまいりました。今回は先月の第2弾として、秋鮭から採れる生筋子をご紹介しましょう。今が旬の秋鮭。それから採れる筋子も、今が旬とされています。しかし、キャビア不漁によりレッドキャビアとして世界的に需要が高まり、生筋子としての市場流通は決して多くはありません。しかし貴重な秋の食材として、潤沢な入荷を心がけております。
さて、筋子といえば一般的には塩蔵した塩筋子や醤油漬けをイメージされると思いますが、最近では生筋子を店頭で取り扱うお店も増えてきました。その理由としては、自家製いくらが浸透してきたことが推測されます。
今回は、その自家製いくらの簡単な調理法をご紹介しましょう。
ぜひ一度、旬のいくらと秋鮭の切り身をふっくらした新米に乗せ、はらこ飯で秋の味覚をご堪能ください。
~自家製のいくら~ |
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1.容器に人肌の温度のお湯を用意し、一掴みの塩で塩水を作ります。 |
2.その塩水で生筋子をバラすと、大きい薄皮とは別に一粒一粒の薄皮が剥けます。 |
3.2で出来たいくらを醤油2、お酒2、ミリン1の割合の漬け汁に漬けて1日寝かせます。(市販のめんつゆでも十分です。) |
4.おいしいいくらの完成です。冷蔵での保存は2週間位、冷凍では2ヶ月を目安にしてください。 |