『青森のスルメイカ~昼イカ~』
2008年8月
土用が明けてもまだ厳しい暑さが続く中、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。今回はスルメイカをご紹介しましょう。ほとんどの方が、イカと聞くとイメージされるのが、このスルメイカではないでしょうか。このスルメイカは春から夏にかけて、暖流にのって北上し、夏から秋にかけてが旬とされ「夏イカ」とも呼ばれています。
特にこの時期は、青森県での水揚げが最盛期であり、夜の海には「漁り火」があちこちに見ることができます。また、青森の海は日本海・津軽海峡・太平洋に囲まれて、海流がぶつかる好漁場といわれ、そこにはエサとなるプランクトンが大量に発生します。それを食したスルメイカは、一段と大きくなり、腑腸(ふわた)に脂肪を蓄えます。
また、7月後半~9月にかけ、昼漁をし、夜に水揚げされた「昼イカ」と呼ばれる、高鮮度のスルメイカも市場には潤沢に入荷してきます。
この新鮮な昼イカの調理法として、今回お勧めしたいのは、塩辛です。癖の無い腑腸が甘みのある身にからまれば、病み付きになること間違いありません。下のレシピを参考にぜひお試し下さい。
~自家製の塩辛に挑戦~ |
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1. まず刺身用のスルメイカを胴・足・内臓に切り分ける。 |
2. 丁寧に洗いぬめりを取る(塩水が最適) |
3. たっぷりの塩をまぶして、冷蔵庫で一晩寝かせる。 |
4. よく塩を洗い落とし、胴・足を適当に切る。 |
5. 内臓に切れ目を入れ、中身を出し、切った身とあえる。 |
6. 器に盛り、出来上がり。お好みで柚子を添えてもOK。 |