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SEASONAL NEWS

『真鱈で新年をタラフクに』

2008年1月

 明けましておめでとうございます。今年も郡山市場より新鮮なお魚の情報をお届けしたいと思います。よろしくお願いします。

 今日、世界各国で地球温暖化が騒がれる中で、日本にも厳しい冬がやってきました。そこで今回は家族で囲める「鍋」の材料として、もっともポピュラーな「鱈{たら)」を紹介させていただきます。

 鱈には、真鱈、スケソウダラ、コマイの3種がありますが、今回は主に真鱈について紹介しましょう。

 真鱈は北半球の寒帯に広く分布し、日本では東北・北海道で獲れます。食欲が旺盛で、いつもお腹が膨れていることから「タラフク」という言葉の語源になったそうです。新鮮な生鱈としての流通はもちろん、水分が多く身が柔らかいので、淡塩で身を締めて塩鱈としても流通しています。

 鱈の調理法としては、やはりタラチリなど昆布だしを利かせた鍋が一般的ですが、海外ではフライやムニエルとしても食べられています。また、忘れてならないのが白子です。ネットリとした質感で濃い旨みがあり、ポン酢、もみじおろしとワケギで食べると、ほのかな甘みもあって大変おいしいです。

 ただ、鱈は切り身・白子ともに鮮度落ちが極めて早い魚ですので、ぜひお近くの鮮魚店・スーパー等で新鮮な鱈をお買い求めになり、厳しい冬を乗り切ってください。今年もおいしい魚を食べて素敵な一年にしてはいかがでしょう。