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SEASONAL NEWS

本物の価値~津軽海峡 本鮪漁本番

2007年10月

 秋真っ只中。空気が澄み切り、「天高く馬肥ゆる秋」を思わせる日々が続いております。収穫の秋本番。

 さて、今回は水揚げ本番を迎える本鮪をご紹介しましょう。世界的に資源保護の理由で水揚げが制限され、ヨーロッパやアメリカ・中国・カナダなど各国で健康食ブームから日本食が人気を呼び、漁船は原油値上げで近海での操業等、取り巻く環境は厳しくなり、鮪全体の輸入量が約30%程減少し、価格高騰へつながっているのが現状。しかし、約30年前を振り返ると、日本で消費されていた鮪は、国産と輸入の比率は国産がまだまだ高かったと聞いています。鮪の中でも横綱と称される「本鮪(黒鮪)」。台湾と沖縄のあたりが産卵場所と言われ、日本海・太平洋とも近海を北上し、TVで有名な津軽海峡を渡る群れと、最北の地、稚内沖の宗谷海峡を横切る群れとがあるそうです。 北上する本鮪は、産卵に備えあじやさば、いわしそして東北の近海に差し掛かった頃に、府腸に脂が乗ったスルメイカを食べ産卵場へ向かいます。北上したルートを戻るもの、太平洋を大きく回りカリフォルニア沖から赤道へ下るものなど様々で、生態はまだ解明されていません。

 本鮪と言えば「青森大間」の一本釣りが有名ですが、同じ大間でも日暮れから明け方までは、はえ縄漁(枝針を多数つけた漁法)もあり、対岸の函館戸井ははえ縄漁が盛んです。同じ青森県内でも竜飛の小泊や三厩(みんまや)などでも、上質の150キロクラスが頻繁に水揚げされます。

 当市場も今年は更に入荷数を増やし、本物の味を消費者の方々へお届けし、本鮪の濃厚な味を堪能していただきたいと考えております。

 一本釣りの浪漫。命がけの漁。漁師の思いを隠し味にご堪能あれ!