『ハタハタ』
2006年12月
厳冬の日本海、荒波をかいくぐって産卵場に押し寄せます。波が荒い時にとれるから「波多波多」と書くと言われています。また、東北に一部ではカミナリウオと呼ぶところもあるようです。ゆきおこしといって、雪が降る前から雷鳴がとどろき、海が荒れてハタハタがやってくるからだと言われています。「秋田名物八森ハタハタ、男鹿にはぶり子・・・♪」と民謡「秋田音頭」にも歌われています。秋田の方はハタハタがないと正月が迎えた気がしないとか・・・。
代表的な郷土料理は「しょっつる鍋」です。しょっつる(塩汁)といわれる魚で作っただし汁に、ハタハタ・ねぎ・春菊・豆腐を煮込んで食べる食べ方です。ハタハタ自身、淡白でどんな味にもあいますので、味噌・醤油・キムチなどで自家製のアレンジをしてみてはいかがでしょうか?
寒さが増すとともに、郡山市場の競り場にひときわ目に付く黄金の肌。遠くは、韓国。国内は、鳥取・金沢・新潟・山形・秋田・北海道等から入荷も増えてきます。今年一度チャレンジしてみては・・・!