『9月の秋鮭は、銀毛に限る!!』
2006年9月
いよいよ今年の秋鮭漁も9月1日解禁となりました、一時は、二百海里規制や資源の枯渇が原因で水揚量が激減した時もありましたが、現在では人工孵化の技術が進み、孵化した稚魚を放流し回帰習性(生まれた川に戻る)を利用したサイクルが確立され、安定した水揚げが見込める様になりました。また、ふるさとの川へ帰る為の河川も綺麗になり、水質汚染も減少し、鮭を迎え入れる条件が整いました。美味しい鮭を食べる為に、河川の浄化や人工孵化事業が必要になってきました。資源枯渇から作り育てる必要性は急務であります。それぞれの分野の努力で水揚量は年々増加しつつあり、最近では中国や韓国への輸出も増加しています。
解禁とともに、沿岸には定置網や刺網が張られ、11月中旬まで漁が続きます。その中でも、この9月中の秋鮭は、川に溯上する前の沖で捕獲され、銀毛と呼ばれる銀色の肌をして、身は赤く脂が乗っています。
また、生筋子(卵)も皮が薄く、脂を多く含んでいますので、塩筋子や醤油いくらには最適です。炊き立ての新米に、鮭の切身・手作りの醤油いくらをたっぷりのせ、初秋の味覚をお楽しみください。