『夏イカ』
2006年7月
梅雨が明けるのが待ち遠しい時期。今回は、雨が降ると大きく成長すると言われている「するめイカ」をご紹介しましょう。郡山で「イカ」と言うと、このするめイカを指します。スルメイカには、秋に生まれるものと冬に生まれるものがあります。夏イカは済州島から山陰のあたりで冬に生まれたものです。 対馬暖流にのり、この梅雨の時期に大きく成長します。なぜなのでしょうか?海面が雨に打たれ、そこにプランクトンが湧いて餌となる説と、プランクトンが稚魚に付いて共食いする説とがあります。どちらかによって日増しに成長をし、腑腸には脂肪が乗ってきて、塩辛として食せる時期になります。
特に、7月の中旬から下旬にかけての函館物は、肉厚で柔らかく、甘味を多く含んでいる最高品です。
イカ刺しやイカそうめん、イカ天やイカフライ、塩辛にゴロ煮とメニューもたくさん!
目の前に来ている梅雨明け後は、涼しげな夏イカ料理に舌鼓を!!