~「安全安心を求め厳しい検査」福島県の魚~
2016年11月22日
原発事故から早5年8カ月。福島県産の魚が様々な被害を被り、安全安心な魚の供給をする為、また、それに向けて人類が体験したことのない様々な課題を突き付けられ、模索し奮闘している状態です。最近、行政から解除される種類の数も増えてきました。福島県の禁漁区域(国が定めているエリア)以外の漁場で捕獲された魚は、小名浜漁協・相馬原釜漁協に集約され、さらに魚種毎にサンプリング検査を受け、それにクリアした物のみ各市場に出荷されてます。 捕獲も出荷も組合化され、県漁連・県・国の厳しい規制の中で扱われています。
郡山水産では、更に抜き打ちの放射能検査をし、食の安全に対し細心の注意を払い取り扱われています。また、郡山市保健所も週一回の3魚種を放射能検査しています。 理想は、全量全品検査ですが、開発中との事ですのでそう遠くない将来に実現すると思います。
最近では、福島県内で水揚げされる魚の量が更に増え、ヒラメや赤ムツ、めひかりやマコガレイ、ホッキ貝等と所狭しと上場されています。価格も比較的安価で取引されています。 全国で一番魚影の濃いのは福島県とも言われています。福島の魚を食べ、風評被害を払拭し、東日本大震災の風化を忘れないようにしたいと考えます。